生産国が違う

黒酢と香醋は、基本的には同じ酢なのですが、その違いもいくつかあるのです。
その違いの1つが、製造されている国が違うという事です。
黒酢は日本で作れている物で、多くの人が愛用している健康食品でもあり、調味料でもありますが、香醋とは中国で製造されている物で、日本では黒酢ほど知られてはいません。
元々黒酢という物は、中国から伝わった物と言われていますが、黒酢は江戸時代から日本で作られていて、伝わった時と作り方に殆ど違いはありません。
香醋は現在でも中国が最も多く作られていて、中国の中では香醋を黒酢と呼んでいる所もあるのです。


原料に違いがある

黒酢と香醋との最大の違いといえば、やはり原料が違う事ではないでしょうか。
黒酢はご存じの通りに玄米や大麦を原料として作られていますが、一方の香醋は、もち米を原料として使用しているのです。
更に香醋にはもち米だけでなく、黒酢と同じ大麦も使用されていますが、その他にもコーリャンと呼ばれている中国北部で多く生産されているトウモロコシの一種である物が使用されています。
コーリャンと言われてもピンとくる人は、日本では少ないでしょうが、日本では今の所栽培はされてはいないので、あまり香醋という酢にも馴染みが無いのではと思われます。



製造方法にも大きな違いがある

最後に紹介する黒酢と香醋の違いとは、製造方法の違いです。
中国製品は意外と適当で、それ程手を加えないという印象があり、日本はかなり手が込んでいて、熟練の職人でなくてはできないというイメージがあると思います。
しかし黒酢と香醋の場合には全く違い、真逆の状態になっているという事を知っていたでしょうか。
実は日本で作られている黒酢は、仕込みだけ行えば、後は何もしないで熟成させるだけなのです。
一方の香醋はというと、毎日のように職人がつきっきりで手を加えて完成させていくのです。
同じような酢でも、これだけの違いがあるという事がわかったかと思います。